親知らずについて

親知らずとは?抜いた方がいいの?親知らず抜歯の流れや費用、抜くリスク

親知らずとは? 親知らず(おやしらず)とは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯のこと。 親知らずは、第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。 何歳くらいで生えてくるの? 個人差はありますが、大体20歳前後で生えてきます。 18歳〜30歳くらいで抜歯する人が多いです。 親知らずは永久歯(大人の歯)の中で最後に発育し、永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が概ね10代後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。 生えてくる際に痛みなどありますか? 多くの場合は痛みを伴わない、もしくは軽度の痛みです。 まれに生えてくる過程で覆っている歯肉を圧迫して痛みが出る、生えてくる際に歯茎が盛り上がり反対側の歯でその部分を咬んでしまい痛みが出る、ということもあります。 親知らずの痛みの原因について 親知らずの痛みの原因には、①親知らずの歯が虫歯になり痛くなる(歯髄炎)、②親知らず周囲の歯肉に汚れがたまり、炎症が起こり痛くなる(智歯周囲炎)、③親知らずが反対側の歯肉を噛んでしまい、歯肉が傷つき痛くなる、の3つがあります。 親知らずの歯が虫歯になり痛くなる(歯髄炎) 親知らず周囲の歯肉に汚れがたまり、炎症が起こり痛くなる(智歯周囲炎) 親知らずが反対側の歯肉を噛んでしまい、歯肉が傷つき痛くなる 親知らずの抜歯について 親知らずは抜歯した⽅が良い?残した方がいい? 親知らずを抜歯した方がいいケース 親知らずの⽣え⽅による抜⻭した⽅が良いケースについて詳しくご説明します。症状によってはなるべく早い処置が必要なケースもありますので参考にしてください。 歯と歯のすき間に汚れがたまっている 歯肉が腫れている⻭⾁が腫れている 虫歯になっている虫歯になっている 親知らずを残した方がいいケース このような親知らずの⽣え⽅の場合、⽣活に⽀障がないため抜く必要はありません。 真っ直ぐ綺麗に⽣えている 虫歯になっていない親知らず⾍⻭や⻭周病になっていない 全く見えない親知らず 抜歯すべき最適な時期は? 親知らずは18歳前後で生えてくるので、大体20歳前後で抜歯するのがおすすめです。 親知らずの生え方による抜歯の難易度 真っ直ぐ生えている場合の親知らず 抜歯の難易度 親知らずの抜歯は正常に生えている場合には、普通の歯を抜くのと同様に比較的簡単に抜くことができます。 抜歯時間 上顎の親知らず抜歯 約1〜3分 下顎の親知らず抜歯 約5〜10分 横向きに生えている場合の親知らず 抜歯の難易度 親知らずの大部分が骨の中に埋まっていたり、歯の根っこの形が複雑だったりすると、歯肉を切開したり、骨や歯を削ったりするため抜歯するのにもかなりの注意と手間が必要となります。なお、親知らずの状態や患者様に持病があったりする場合、入院や全身麻酔下での管理が必要となる場合もあります。 抜歯時間 最大60分程度かかるケースもあります。より複雑な生え方をしている親知らずほど、抜歯にはお時間がかかります。 親知らずの抜歯の流れ 親知らずを抜歯する際の流れ 事前診査、レントゲン撮影(必要があればCT撮影) 診断・術式説明・リスク説明 麻酔 親知らずの抜歯 止血確認・縫合 術後の注意事項のご説明 親知らずを抜歯するリスク・事前に知っておくべき注意点 親知らずの抜歯前の注意点 小手術ではありますが、幾分かの身体への侵襲を伴います。体調が悪くない時に抜歯をしましょう。 直前の食事は嘔吐反射が強い患者様の場合に嘔吐を伴う危険性があります。 また、空腹時の抜歯も術後の数時間の飲食しにくい環境を考えると推奨できません。少し前には飲食を済ませた状態で抜歯に赴きましょう。 術中の感染のリスクを下げるためにもお口の中は清潔に保った状態で抜歯に臨んでください。 親知らずの抜歯後の注意点 食事は抜歯した歯とは反対側で咬むようにしましょう。指や舌で傷口に触れないよう、注意しましょう。ブラッシングは控えましょう。傷口をふさいでいる赤いゼリー状の物質(血餅)は、感染を防ぎ、治癒力を高めてくれる効果がある大切なものです。強いうがいなどによって剥がれてしまうことがあるので注意しましょう。 親知らずの抜歯後について 抜歯後は通常どの程度腫れますか? 全く腫れないこともあれば、大きく腫れて、顎から首周りにかけて、皮膚に青あざができたり、その後黄色く変化することもありますが治ります。 腫れる期間はどのくらいですか? ピークは一般的に3〜4日ですが長い方で2週間程度続く方もいらっしゃいます。 危険な腫れ方はありますか? 外側方向への腫れは見た目以外に大きく問題となりませんが、内側方向への腫れは気道を閉塞させ、命に関わります。 基本的にそういうことが起こる可能性は非常に低く、過度に心配する必要はありませんが、異常を感じた場合は、すぐに医院に連絡をしてください。