親知らずの虫歯や歯周病が気になる方へ
「冷たいもので奥歯がしみる」「親知らずが痛い」「親知らずに穴があいている」など、違和感を覚えて来院される患者さまは少なくありません。
親知らずで特に多いトラブルは、親知らずの周りに汚れ(細菌)が溜まることで生じる炎症(智歯周囲炎)、そして親知らずの虫歯による痛みです。放置してしまうと他の歯と同様に症状はどんどん重くなってしまいますので、早めの治療が大切です。
また、虫歯は症状が進行すると痛みが一旦はおさまる段階があります。しかし、決して虫歯が治ったわけではありませんので、親知らずの虫歯が痛くない場合でも、歯が欠けている・穴があいている、冷たいものがしみるなどの症状がある時には、一度歯医者さんで診てもらうことをお勧めします。
親知らずが虫歯になりやすい理由とは
親知らずは口の中で一番奥にあるため、歯ブラシが上手く届きづらく、磨き残しが多くなりやすい(汚れや細菌が溜まりやすい)歯です。このことから、親知らずは他の歯と比べて虫歯になりやすい傾向にあります。
また、親知らずは真っ直ぐに生えてこないことも多く、斜めや横向きに生えている親知らずや、一部埋没している(歯肉の中に埋まっている)親知らずは更に歯磨きがしにくい状態にあるため、虫歯になるリスクが高まってしまいます。
虫歯になった親知らずの治療について
親知らずの虫歯は「抜く(抜歯する)」のが一般的
親知らずに虫歯ができた場合、ほとんどの場合において抜く(抜歯する)治療を選択することが基本となります。
その主な理由としては、親知らずが虫歯になった原因にあります。前述の通り、親知らずは他の歯と比べても虫歯になりやすい歯であるため、削って詰め物をする虫歯治療が完了しても、歯磨きが上手くできない状態は変わらないので虫歯が再発してしまう可能性が高いのです。
また、親知らずは本来なくても良いとされている歯です。実際のところ親知らずが1本も生えてこない人もおり、真っ直ぐに生えて上下しっかりと噛み合わせて使用できていることは稀なケースと言えます。親知らずが無くてもお口全体の噛み合わせなどには影響が少ないため、無理に治療を行うよりも抜歯する方が将来的なリスクや負担が少ないと考えられています。
親知らずの虫歯を抜かない治療法はある?
親知らずが虫歯になった時には、将来的なリスクや患者さまの負担を考慮して、基本的には抜歯をおすすめしています。ただし、以下のような場合には親知らずの虫歯を抜かないで治療するケースもあります。
親知らずが正常に生えているケース
上の親知らずと下の親知らずが真っ直ぐに生えてしっかりと噛み合っており、食事をするときに機能している場合には、通常の歯と同様に虫歯治療を行い親知らずを抜かないケースもあります。
治療の方法としては、親知らずが虫歯に感染した患部を削り取って詰め物をし、適切な予防ができるようセルフケアの指導やアドバイスをさせていただきます。
ドナー歯として使用できるケース
移植に使用する歯のことを「ドナー歯」と呼びます。親知らずをはじめ噛み合わせに関与していない不要な歯を、他の箇所の歯が抜けた時に移植するという治療法があります。
奥歯が既に抜けている場合や抜けそうな場合などに、口の中の状態によっては親知らずを抜かないで残すことを検討します。
親知らずを抜かない治療をご希望の方も、気軽にご相談ください
患者さまによっては「どうしても親知らずを残したい」と抜歯を希望されない方もいらっしゃるかと思います。東京の親知らず専門歯科医 千賀デンタルクリニックでは、そうしたご希望にも最大限お応えできるよう親身にご相談に乗っております。
現在の親知らずの状態や、残した場合の将来的に考えられるリスクなどを丁寧にご説明の上、どのような治療方針が安心できるか一緒に考え、患者さまにとって本当に納得できる治療法をご提供いたします。
当院で診察を受けたから必ず治療しなくてはいけないということもございませんので、お一人で悩まずに、どうぞまずはリラックスして私たちにご相談ください。
詳しくみる
親知らずの痛みの原因とは
親知らずの痛みの原因には、主に以下3つが考えられます。
親知らずが虫歯になり痛みが出る(歯髄炎)
親知らずの周りの歯肉に汚れがたまり炎症して痛みが出る(智歯周囲炎)
親知らずが反対側の歯肉を噛んでしまい歯肉が傷つき痛みが出る
親知らずは一番奥に生えているため歯ブラシが届きにくく、磨き残しや細菌が溜まりやすい歯と言えます。細菌が増殖することで親知らずが虫歯や歯肉炎(歯周病)になり、痛みや腫れの原因となるのです。
また、斜めや横向きに生えている親知らずや、一部埋没している親知らずなど、真っ直ぐに生えていない親知らずは一層汚れが溜まりやすい状態であるため、虫歯や歯肉炎を引き起こしやすくなります。
こうした状態の親知らずは、隣の奥歯まで虫歯や歯肉炎を引き起こす原因となることも多いため、親知らずを抜くこと(抜歯)をお勧めする場合があります。
生えてくる時の親知らずの痛みについて
人によっては親知らずが生えてくる時に痛みが生じるケースもあります。ただ、多くの場合は痛くない(痛みを伴わない)、もしくは軽度の痛みで済むことがほとんどです。
また稀ではありますが、親知らずが生えてくる過程で歯を覆っている歯肉が圧迫されて痛みが生じるケースや、生えてくる時に歯茎が盛り上がり反対側の歯でその部分を噛んでしまうことで痛みが出るというケースもあります。
生えかけの親知らずが痛いときの応急処置
親知らず周辺を冷やす
市販の痛み止めの薬を服用する
歯磨きで口腔内を清潔にする
刺激の強い食事は避ける
睡眠を充分にとる など
きちんと検査をすると別な原因で痛みが生じている場合もありますので、痛みが長引いたり少しでも気になった時には、お気軽に私たち歯科の専門家にご相談ください。
親知らずが急に痛み出した…その時の対処法
「親知らず(奥歯)が腫れて痛い…」と急に親知らずが痛くなった時、その際の対処法についてご紹介します。
親知らずが痛むときの応急処置
腫れが強い時はタオルや冷却シートなどで痛む部位を冷やす
市販の痛み止めを服用する
洗口液などで口の中を消毒する
柔らかい歯ブラシで磨く(細菌を減らす)
激しい運動は避けて安静にする
ただし、あくまで応急的な処置ですので、いずれも根本の改善にはなりません。夜中に痛んだ時や、忙しくてすぐには歯科医院に行けないという場合の参考にしていただき、なるべく早く歯科医院で診てもらうことをお勧めします。
親知らずが痛いときに抜くのはNG?
親知らずが痛むときは、一刻も早く抜いて楽になりたいという気持ちもあるかと思いますが、 結論から申し上げますと、親知らずは痛くない時に抜くのがベストです。
痛みや腫れが強いときは麻酔が効きにくいため、基本的に炎症がおさまってから親知らずの抜歯を行います。当院にご来院いただけましたら、まずは痛みや腫れを緩和する治療を行い、炎症がおさまったタイミングで再び症状を繰り返すことのないように親知らずを抜くのが最善と言えるでしょう。
親知らずを抜くときはどんな痛み?
抜歯する時に痛みはほぼありません
“歯を抜く”と言われると「痛くないかな…」と心配される方も多くいらっしゃいますが、親知らずの抜歯は事前に麻酔をしてから行います。そのため、親知らずを抜くときに痛みを感じることはほとんどありません。「もう終わったの?」と拍子抜けされる患者さまも実際に多くいらっしゃいます。
抜歯治療後の痛みと対処法について
抜歯を終えた後、麻酔が解ける頃(2~3時間後)に痛みを感じ始めることがあります。痛みの感じ方は親知らずの症状や個人によっても異なりますが、どんな場合に痛みや腫れがひどくなるか例を挙げるとすれば、親知らずを抜く際に傷口が大きくなるケースです。具体的には、親知らずが横向きに倒れて生えていたり、歯肉や骨の中に埋まっている(埋没・埋伏歯)親知らず、また歯根が曲がっている場合などがあります。
当院では、痛みが出やすい症状の場合には事前の診断の際にしっかりと説明をさせていただいておりますので、ご安心ください。また、ほとんどの親知らずは比較的すぐに抜くことができて傷口も小さく済むので、痛みや腫れもそれほど強く出ないことも珍しくありません。
抜歯後に痛みを感じる時には、むりに我慢をせず処方された痛み止めのお薬を飲むようにしましょう。
抜歯後の痛みのピーク・痛みがおさまる時期
ほとんどのケースで、抜歯後1~2日ほどで痛み止めが不要になる程度まで痛みがおさまります。親知らずが歯茎の中に埋まっているといった難しいケースでも、長くとも抜歯後1週間ほどで痛みがおさまることがほとんどです。
また、それ以上痛みが長引く場合は「ドライソケット」と呼ばれる細菌感染を起こしている可能性がありますので、痛みが引かなくて辛い時には当院またはかかりつけの歯科医院にご連絡ください。
痛くない・怖くない親知らず抜歯への取り組み
親知らず専門ドクターによる安心確実な施術
親知らず抜歯後の痛みは、治療を担当する歯科医師の技術によっても異なります。抜歯の上手い歯科医であれば、歯を抜く際の侵襲(傷・組織へのダメージ)を最小限にした的確な処置が可能なため、結果として抜歯後の痛みも少なく治りも早い傾向にあります。
東京の親知らず抜歯 専門家医 千賀デンタルクリニックには、「日本口腔外科学会 認定医」及び「日本口腔外科学会 会員」が多数在籍し、親知らず抜歯の専門家として痛みや腫れの少ない安心確実な抜歯治療を行なっています。一般的な症状の親知らずであれば、最短1分程度で抜歯することが可能です。
麻酔の痛みにも配慮しています
患者さまが麻酔時の痛みも感じることのないようにと、当院では様々な配慮と取り組みをしています。まず事前に表面麻酔をぬり針の痛みや不快感を最小限にします。また、超極細の針を採用し、痛くない一定のスピードで麻酔ができる電動麻酔器や、麻酔液を人肌に温める麻酔薬ヒーターなどを用いることで、痛みが不安な方やお子さまにも安心して治療を受けていただいています。
怖くない抜歯・リラックス麻酔にも 対応 ※新宿駅東口医院のみ
歯科治療が怖い方や、痛みが苦手な方、また全部(複数本)まとめて抜歯したい方などに、ご希望に応じて静脈内鎮静法(点滴麻酔)にも対応しています。
静脈内鎮静法とは、ウトウト眠ったような感覚で治療を受けられる麻酔方法です。うたた寝をしているような感じで不安や恐怖心が和らぎ、リラックスした状態で親知らずの抜歯治療を受けられます。
千賀デンタルクリニック新宿駅東口医院では専門の麻酔科医が全身状態を管理しながら行いますので、どうぞご安心ください。
親知らずの痛みが不安な方も、私たちに気軽にご相談ください
東京で親知らず抜歯のことは千賀デンタルクリニックへ
『日本口腔外科学会認定医』をはじめ、親知らず抜歯の専門ドクターが多数在籍している当院には、一般的な親知らずの診断・抜歯から、他院では断られてしまったという難症例の方まで、日々さまざまな親知らずの悩みを抱えた患者さまが来院されます。
「まずは診察や相談から…」という方も、ぜひお気軽に当院にいらしてください。丁寧に説明をさせていただき、親知らずの悩みを解決できるようスタッフ一丸となってサポートいたします。
詳しくみる
抜歯にかかる時間について
「日本口腔外科学会認定医」をはじめ親知らず抜歯の専門家医が多数在籍している当院には、一般的な親知らずの診断・抜歯から、他院では断られてしまったという難症例の方まで、さまざまな親知らずの悩みを抱えた患者さまが来院されています。
このページは、親知らずでお困りの患者さまに、親知らずの抜歯治療について正しく知って頂くために解説したページです。
親知らずはすぐ抜ける?
親知らずの抜歯にかかる時間は、親知らずの生え方や状態、術者(歯科医師)の技術などによっても異なります。また、親知らずの抜歯にかかる時間が短いほど、治療後の痛みや腫れが少なくて済む傾向にあります。
抜歯にかかる時間の目安
真っ直ぐ生えている親知らず
上顎は1~3分程度
下顎は5分~10分程度
千賀デンタルクリニックには親知らず抜歯の専門ドクターが多数在籍しているため、一般的なケースであれば最短1分での親知らず抜歯が可能です。
横向き/埋まっている親知らず
15分~30分程度
横向きの親知らずや歯茎の中に埋まっている親知らずも、ほとんどのケースで30分以内に抜歯することができます。
難しい症状の親知らず
最長60分程度
難しい症状の親知らずとは?
歯の大部分が骨の中に埋まっている親知らず
歯と骨が癒着している親知らず
歯の根の形が複雑な親知らずなど
親知らずの抜歯は、ほとんどのケースで普通の歯を抜くのと同様にすぐ抜くことができます。ただし、上記のような生え方が複雑な親知らずほど、通常より抜歯に時間を要します。
抜歯の費用(料金)について
抜歯に健康保険は適用される?
親知らずの抜歯は保険適用内で行える治療です。診断の際に使用するCT撮影なども含めて保険が適用される治療ですので、患者さまの経済的なご負担は少なくて済みます。
親知らずの抜歯にかかる治療費はいくら?
親知らずの生え方によって、抜歯治療にかかる費用は異なります。
事前にお口の中を診察させていただき、費用がいくらかかるかについてもお伝えすることができますので、まずは遠慮なく当院へ検査にいらしてください。
以下、親知らずの抜歯にかかる費用の目安となります。
抜歯費用の目安
真っ直ぐ生えている親知らずの場合
・約2,000円~3,000円/1本(痛み止めなどのお薬代含む)
※保険適用3割負担時
横向きに生えている or 骨の中に埋まっている親知らずの場合
・約2,000~5,000円/1本(痛み止めなどのお薬代含む)
※保険適用3割負担時
※CT撮影が必要な場合には別途4,000円程かかります
即日抜歯(初診当日に抜歯を行う親知らず)の場合
・約2,000~5,000円/1本(痛み止めなどのお薬代含む)
※保険適用3割負担時
※CT撮影が必要な場合には別途4,000円程かかります
当日の治療の流れ
親知らず抜歯の当日の簡単な流れ
診察・治療内容の説明
まずは患者さまのお口の中を診察し、レントゲン画像などの情報をもとに親知らずの状態を詳しく把握します。治療を開始する前に、患者さまに詳細をわかりやすくご説明いたします。気になることは何でもご相談ください。
痛みを抑える麻酔
事前にしっかり麻酔を効かせることで、治療中に痛みを感じることはありません。また、当院では麻酔時の痛みも最小限にできるよう最も細い注射針や表面麻酔、電動麻酔器などを用いていますので、痛みが不安な方にも安心して治療を受けていただけます。
抜歯治療
抜歯方法は、親知らずの生え方や状態によって異なります。
正常な(通常の)親知らずの抜歯方法
ヘーベルを当て込む
テコの原理を利用して親知らずを抜く
主にヘーベルという専門の器具を用いて、テコの原理を利用して歯を抜きます。事前に充分に麻酔を効かせるので治療中の痛みはほとんどなく、スムーズに抜くことができます。抜歯後には止血用のガーゼを噛んでいただき、抜歯治療の完了です。
歯茎の中に埋まっている親知らずの抜歯方法
歯科用レーザーや外科用の専門器具などを用いて親知らずを覆っている歯茎や骨の一部を切除し、親知らずを分割して取り除いていきます。こちらも事前にしっかりと麻酔を効かせることで、治療中に痛みを感じることはほとんどありません。全て取り除いたら治療箇所を縫合して止血処置を施し、抜歯治療の完了です。
即日抜歯(初診当日に抜歯)の場合
千賀デンタルクリニックでは、ご来院当日の親知らず抜歯にも対応しています。診察から抜歯までを、ご来院いただいた当日に行う流れとなります。
ただし、親知らず周辺が強く腫れている場合や、患者さまの全身の状態などを考慮して、後日の抜歯をご提案することがございます。安全に処置を行うことこそが何よりも大切と考えておりますので、ご理解のほど宜しくお願い致します。
即日での親知らずの抜歯なら千賀デンタルクリニックへ
年間6000本※を超える抜歯実績のある親知らず抜歯の専門ドクターによる安心・安全の抜歯
※親知らず専門外来による抜歯実績(2021年8月〜2022年8月) 6,721本
土日祝日も診療・夜8時までの親知らず抜歯外来専門ドクターによる最短1分、痛みに「最大限」配慮した抜歯
親知らず抜歯の専門家医が在籍する千賀デンタルには、さまざまな親知らずでお悩みの患者さまが来院されています。私たちは、一人ひとりの患者さまの不安な気持ちに寄り添い、症状やご希望に合わせた最適な治療プランを提案しております。当院で診察を受けたから必ず抜歯しなくてはいけないということもございませんので、お一人で悩まずに、どうぞまずはリラックスして私たちにご相談ください。
医院検索
お近くの医院を探す
24時間WEB予約
親知らず抜歯のご相談
親知らず抜歯は痛い?
抜歯時の痛みはほとんどありません
“歯を抜く”と言われると、「痛くないかな…」と心配される方も多くいらっしゃいますが、
親知らずの抜歯は事前に麻酔をしてから行うため、ほとんど痛みを感じることなく行えます(もう終わったの?と拍子抜けされる患者さまもいらっしゃいます)。
抜歯を終えた後、麻酔が解ける頃(2~3時間後)に痛みを感じ始めることがあります。痛みの感じ方は親知らずの症状や個人によっても異なりますが、抜歯後に痛みを感じる時にはむりに我慢をせず、処方された痛み止めのお薬を飲むようにしましょう。
抜歯後の痛みがおさまる(続く)期間は?
ほとんどのケースで、抜歯後1~2日ほどで痛み止めが不要になる程度まで痛みがおさまります。親知らずが歯茎の中に埋まっているといった難しいケースでも、長くとも抜歯後1週間ほどで痛みがおさまることがほとんどです。
それ以上痛みが長引く場合は、ドライソケットと呼ばれる細菌感染を起こしている可能性がありますので、痛みが引かなくて辛い時には当院またはかかりつけの歯科医院にご連絡ください。
痛くない・怖くない親知らずの抜歯をめざして
「他院で親知らずの抜歯を勧められたけど、怖い…。」
そうした不安を抱えた患者さまにも安心して歯科治療を受けていただくために、当院では丁寧な説明とともに、治療や麻酔の痛みを最小限にする配慮をしています。
更に、新宿駅東口医院では「寝ている間に抜歯を終えられる方法(静脈内鎮静法)」にも対応しておりますので、安心してご相談ください。
寝ている間に抜歯プランについて
親知らずは当日に抜ける?
ご来院当日の親知らず抜歯にも対応しています
一般の歯科医院では、親知らずの即日抜歯には対応していない医院もありますが、千賀デンタルでは親知らず抜歯の専門家医が多数在籍し、患者さまの症状とご希望に合わせた即日抜歯にも対応可能です。
ただし、より安全確実な治療を提供するために、親知らずの状態や患者さまの全身の状態などを加味して後日の抜歯をご提案することがございます。
即日抜歯できる親知らずについて
抜歯後の生活への影響は?
抜歯後の運動や入浴、食事について
親知らずの抜歯直後に激しい運動や長時間の入浴をしてしまうと、血行が促進されて出血しやすくなったり回復が遅れてしまう場合があります。抜歯後の痛みや腫れが落ち着くまでは過度な運動は避けるようにし、抜歯当日の入浴はシャワーだけで済ませるようにしましょう。
また、親知らず抜歯後の痛みは麻酔がきれる2~3時間後に出やすいため、処方された鎮痛剤や抗生剤をきちんと服用するようにします。
麻酔がきれた後は食事もできますが、当日は熱い物や硬い物、刺激物やアルコールなどは避け、抜歯した箇所を傷つけないように反対側でゆっくりと噛むようにしましょう。
抜歯後の腫れについて
抜歯後は腫れる?腫れやすい親知らずとは?
親知らず抜歯後の腫れは、体が傷を治す際の炎症反応として起こります。痛みと同様に腫れ方にも個人差はありますが、一般的には上顎の親知らずは抜歯後に腫れることはほとんどありません。
一方で、下顎の親知らずは硬い顎の骨にしっかりと生えていることが多いため、抜歯後に腫れが比較的出やすい傾向にあります。特に歯茎や骨の中に埋まっている親知らずは、抜歯後に腫れが起こりやすくなります。
腫れのピーク・おさまる時期は?
親知らず抜歯後の腫れは、抜歯治療から半日程してから始まることが多く、1~2日程でピークを迎えます。腫れ方は抜歯の難易度や個人によって差がありますが、長くとも1週間程でほとんどの腫れは落ち着きます。
抜歯をする時期を決める際には、大切な予定の直前などは避けてスケジュールを組むことをお勧めしています。
なるべく腫れないようにするには?
処方された抗生剤をきちんと飲む
抜歯の治療後、痛み止め(鎮静剤)と化膿止め(抗生剤)のお薬を処方いたします。抗生物質のお薬には抜歯後の炎症や感染を抑える役割がありますので、医院の指示に従ってきちんと飲むようにしましょう。
強くうがいをしない
抜歯後の穴の部分には、血餅(けっぺい)と呼ばれるカサブタが穴にとどまることで治癒を促進しますが、強くうがいをしすぎると血餅が取れて激しい痛みや腫れの原因となる場合があります。抜歯直後は強くうがいすることは避け、また、舌や歯ブラシなどで傷口を触らないように注意しましょう。
長風呂や飲酒などは避ける
激しい運動や長時間の入浴、アルコールの摂取などは傷口の回復を遅らせてしまう可能性があるため、抜歯後当日は控えましょう。
抜歯時のリスクについて
神経に近い親知らずの抜歯に伴うリスク
親知らずの周囲には感覚神経が通っており、親知らずが神経に近い位置に生えていると抜歯時に神経が傷つく場合があります。これにより、確率としては1%以下と稀なケースではありますが、口周りに一時的な感覚麻痺が起こるケースがございます。
特に下顎の親知らずの歯の根っこ部分は、神経や血管が収まる下顎管と近いことが多いため注意が必要です。麻痺が出現した場合、ほとんどが数ヶ月~数年で回復していきます。
当院には口腔外科分野の専門ドクターが常駐し、必要に応じて先進のCT診断装置を用いた精密な検査を行います。事前に、親知らずの根の先端近くの口唇の感覚神経との位置関係等を把握した上で最適な治療プランを立て、より安全性の高い抜歯を行なっております。
詳しくみる
親知らずとは?
親知らず(おやしらず)とは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯のこと。
親知らずは、第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。
何歳くらいで生えてくるの?
個人差はありますが、大体20歳前後で生えてきます。
18歳〜30歳くらいで抜歯する人が多いです。
親知らずは永久歯(大人の歯)の中で最後に発育し、永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が概ね10代後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。
生えてくる際に痛みなどありますか?
多くの場合は痛みを伴わない、もしくは軽度の痛みです。
まれに生えてくる過程で覆っている歯肉を圧迫して痛みが出る、生えてくる際に歯茎が盛り上がり反対側の歯でその部分を咬んでしまい痛みが出る、ということもあります。
親知らずの痛みの原因について
親知らずの痛みの原因には、①親知らずの歯が虫歯になり痛くなる(歯髄炎)、②親知らず周囲の歯肉に汚れがたまり、炎症が起こり痛くなる(智歯周囲炎)、③親知らずが反対側の歯肉を噛んでしまい、歯肉が傷つき痛くなる、の3つがあります。
親知らずの歯が虫歯になり痛くなる(歯髄炎)
親知らず周囲の歯肉に汚れがたまり、炎症が起こり痛くなる(智歯周囲炎)
親知らずが反対側の歯肉を噛んでしまい、歯肉が傷つき痛くなる
親知らずは抜いた方がいい?
親知らずは抜歯した⽅が良い?残した方がいい?
親知らずを抜歯した方がいいケース
親知らずの⽣え⽅による抜⻭した⽅が良いケースについて詳しくご説明します。症状によってはなるべく早い処置が必要なケースもありますので参考にしてください。
歯と歯のすき間に汚れがたまっている
歯肉が腫れている⻭⾁が腫れている
虫歯になっている虫歯になっている
親知らずを残した方がいいケース
このような親知らずの⽣え⽅の場合、⽣活に⽀障がないため抜く必要はありません。
真っ直ぐ綺麗に⽣えている
虫歯になっていない親知らず⾍⻭や⻭周病になっていない
全く見えない親知らず
抜歯すべき最適な時期は?
親知らずは18歳前後で生えてくるので、大体20歳前後で抜歯するのがおすすめです。
親知らずの生え方による抜歯の難易度
真っ直ぐ生えている場合の親知らず
抜歯の難易度
親知らずの抜歯は正常に生えている場合には、普通の歯を抜くのと同様に比較的簡単に抜くことができます。
抜歯時間
上顎の親知らず抜歯
約1〜3分
下顎の親知らず抜歯
約5〜10分
横向きに生えている場合の親知らず
抜歯の難易度
親知らずの大部分が骨の中に埋まっていたり、歯の根っこの形が複雑だったりすると、歯肉を切開したり、骨や歯を削ったりするため抜歯するのにもかなりの注意と手間が必要となります。なお、親知らずの状態や患者様に持病があったりする場合、入院や全身麻酔下での管理が必要となる場合もあります。
抜歯時間
最大60分程度かかるケースもあります。より複雑な生え方をしている親知らずほど、抜歯にはお時間がかかります。
親知らずの抜歯の流れ
親知らずを抜歯する際の流れ
事前診査、レントゲン撮影(必要があればCT撮影)
診断・術式説明・リスク説明
麻酔
親知らずの抜歯
止血確認・縫合
術後の注意事項のご説明
親知らずを抜歯するリスク・事前に知っておくべき注意点
親知らずの抜歯前の注意点
小手術ではありますが、幾分かの身体への侵襲を伴います。体調が悪くない時に抜歯をしましょう。
直前の食事は嘔吐反射が強い患者様の場合に嘔吐を伴う危険性があります。
また、空腹時の抜歯も術後の数時間の飲食しにくい環境を考えると推奨できません。少し前には飲食を済ませた状態で抜歯に赴きましょう。
術中の感染のリスクを下げるためにもお口の中は清潔に保った状態で抜歯に臨んでください。
親知らずの抜歯後の注意点
食事は抜歯した歯とは反対側で咬むようにしましょう。指や舌で傷口に触れないよう、注意しましょう。ブラッシングは控えましょう。傷口をふさいでいる赤いゼリー状の物質(血餅)は、感染を防ぎ、治癒力を高めてくれる効果がある大切なものです。強いうがいなどによって剥がれてしまうことがあるので注意しましょう。
親知らずの抜歯後について
抜歯後は通常どの程度腫れますか?
全く腫れないこともあれば、大きく腫れて、顎から首周りにかけて、皮膚に青あざができたり、その後黄色く変化することもありますが治ります。
腫れる期間はどのくらいですか?
ピークは一般的に3〜4日ですが長い方で2週間程度続く方もいらっしゃいます。
危険な腫れ方はありますか?
外側方向への腫れは見た目以外に大きく問題となりませんが、内側方向への腫れは気道を閉塞させ、命に関わります。
基本的にそういうことが起こる可能性は非常に低く、過度に心配する必要はありませんが、異常を感じた場合は、すぐに医院に連絡をしてください。
詳しくみる